photo: Antenna

日本で社会人(超氷河期だったので派遣社員で企業勤め)
経験を4年して、メルボルンに来てからはパートですが、
ようやく今になって気づき出した事がちょくちょくあるので、
日本と豪州の違いについて、書いておきたいと思います。

お恥ずかしい話、本当につい最近までとにかく日本体勢に慣れていて、
常にオールラウンダー的な役割をしないといけないと思っていました。
(これはまー自分の性格もあるとは思うんですが)

👉 例えばチームの誰かが終わっていない作業等があると、
自分が早く終わっているのであれば、それをカバーする。
手伝ってみんなで終わって、やったね!お疲れ様!的な。

👉 常に自分の仕事のキャパシティーの極みを
どんどん突き詰めていく。

👉 できることがたくさんあるのであれば、それを
どんどんこなしていく。

👉 欠員が出たらその人の分もカバーするように動く。

日本で働いていたら、ある程度仕事に対する姿勢として
求められるような空気だと思います。

けど、オーストラリアで日本と一番ダントツに違うな、と思ったのが、
こちらの仕事は

ロール(役割)がしっかりと決まっている。

これにつきます!

そして極論、自分の仕事さえきちんと
できているのであれば、それ以上はやらなくてもよい

(これは賛否両論&諸刃の剣でもあると思いますが。)

逆にあれもこれも、と出すぎると角が立つ。

この辺はもう本当、個人主義ならではの文化なんだろうなーと
最近気づき始めてきました。え?遅い?笑

わいは日本で昔めちゃくちゃ忙しい居酒屋で
バイトしていたこともあって、
【ぼーっと立ってんな。仕事は自分で探せ。】とトレーニングされたこともあって、
(今考えたら超体育会系ブラックだったけど)、これして、
あれして。と言われなくても自分で周りを見て、
やるのが当たり前だと思ってました。

そういう体勢で挑むと、行く行く高確率で損な
役回りをする事になることがとても多い気がします。

photo: Christin Hume

オーストラリアでは求人募集の段階にもそれぞれの職種による、
職種のためのクライテリアと言って、判断評価の基準のような条件が書かれてあって、
それに自分が見合っていると思う人のみが応募する仕組みになっています。

日本のような総合職とかそういう曖昧な基準の、
会社の色に染まってくれたら、みたいな曖昧なものはありません。
(まだある?よね?それとも古い日本の昭和の話してます?笑)
人事なら人事、経理なら経理、キュレーターならキュレーターとして、
その職種毎に会社の掲げるクライテリアがあります。

だから、周りで「締め切り間に合わんーーー!」と残っている人がいても、
「お疲れ!じゃーねー!」と帰る人も多いわけで。

もちろん成果、実力、即戦力主義なのでどうやら、
とにかく自分のロールさえこなしていたら、とりあえずはオッケー。
な風潮があると思います。

でもどうなんだろうね、この仕組み。
個人主義すぎて、チームワークが逆に回らない時もあるみたいですしね。
ヨーロッパや米国から見たら、ぬるすぎる田舎ザ・オーストラリアっていうのは
ないんだろうか?それでよう廻ってるよな、この国って思う事もよくありますが。

そうして自分のやっている仕事に物足りなくなったら、
どんどん上を目指していく=ジョブホッピングということになるんだと思います。
(大体2,3年とか言いますしね。)

こちらのカフェで働いていたときは、何をちんたらやっとんねん。と
周りに腹が立ってしまって、そんなんやったらわいがやるわ。。。と
なっていたこともありました。

でも、それってただ自分が豪州方式に当てはまってなかっただけなんですね。
ずっと日本様式で仕事をしていた、ということになります。
恥ずかしいわ。

そして、わいは気にしていなかったつもりでも、
無言で黙々と次々に作業を片付けるわいは、同じチーム内の人の
仕事を取っていたんだなーと思うと、今になって申し訳なく思ったり。

ほんま穴があったら入りたくなっていた今日このごろ。w

このままいってたら危うく老害おばちゃんになるところだったわ。
気づけてよかった。←急になんかアンチ老害の神様が降臨してきた、火曜日の朝でした。笑

今、この承認欲求の呪縛という本を読んでいます。

メルボルン在住の人はメルボルン・シティライブラリーに
あります。あとちょっとで返しますので、もうちょっと待ってね。笑

にほんブログ村 海外生活ブログ メルボルン情報へ

誰かに認められたい、認めてもらいたい、認めてほしい。
現代人はとにかく求めてしまいがちですが、行き過ぎると
ちょっと生きづらくなったりもします。

意外にこの本にも日本の働き方は、承認欲求の呪縛による、
周りが帰らないので帰りにくい=残業=自分の身を粉にして働いているぞ
アピール等の事が書いてあったのですが、

日本の会社や役所は、欧米などと違って大部屋主義で、
個人の仕事の分担が明確に決められていない。

仕事ができる人やがんばる人はたくさん、仕事をこなしたり、
他人のしごとを手伝ったりするのが普通だ。

(承認欲求の呪縛 太田肇 著 111〜112ページより抜粋)

そう!
大部屋主義だから職場が一つのコミュニティ形成度が強いですよね。

なので、ちょっとでも和を乱すような人がいたら、
村八分感ありありというか、働き方改革しようと
思ったら、本当どういう風に転がれるんだろうか。

そういった意味では西洋スタイルの
残業=仕事できない人(時間調整ができない人)と
なるぐらいのメンタリティを持たないといけない時代に来ているのかも
しれませんね。

 

動きにくいと思っている人は、実際に聞いてみよう!

自分も職場でまだまだ役割以上のことをやってしまうときも
あるのですが、和を乱さない程度に、かゆいところに手が届く
影の力持ちになろう、と在豪18年目にして思ったことでした。笑

そう、文化の違いや英語に馴染めるようになるって、
時間がかかるもんなんですよ。なので、焦らなくても、
全然だいじょうぶ!

わいもこんなんですので。(・_・;)

なので、周りのスタッフを見てちゃんと仕事せーよー!と
思うのはちょっと置いといて、ちょっとオーストラリアで働きにくいなーと思ったら、
そういう文化の違いがあるので、その辺も郷に入れば郷に従えではないですけど、
自分のマインドセットのダイヤル調整が少し必要なのかもしれません。

ダイヤル〜回して〜手を止めた〜〜〜〜〜〜〜♫(昭和生まれなら分かるはず)

ワーキングホリデー等の方や、日本人/日本風店長ではないお店で
自分馴染んでない?と思ったとかだったら、逆に、
上司に自分のロールが明確ではないときは、聞いてみるのも
いいのかもしれません。

わいだったら、小話の一環的な軽い感じで、
「今自分ってこんなロール(役割を言う)だと思ってるけど、
これに付け加えておくこととかある?」とか聞いてみると思います。

↑これをしておくと、潤滑にチーム内で動けるだろうし、上司にとっても
この人コミュニケーションを取ってきてくれる=働く意欲がある人だなと
評価してもらえる。

逆にいえない上司だとマネージメントスキルに一難あるのかもしれないので、笑
その辺は諦めることも必要かもしれませんね。笑

日本人は特にだまりがちで、他国籍の人達から見ると、
あの人何考えてるか、よく分からない。となる事が多いので、
自分ちょっと聞きすぎじゃね?
ぐらいがちょうどいい塩梅です。←経験者は語る。

 

 

2 件のコメント

  • うわー めちゃ偶然。ワタシもこの本オークランドの図書館(シティの日本語書架にあった)から借りて現在読んでる中! 長い間ANZの現地企業で働いていてなんかちょっと違うよなーと感じていたことがすっきり説明されてた。そっかー「日本人の承認欲求」かーと昭和育ちでバリバリに日本でも教育受けたワタシは納得。自己肯定感とか自尊感情とかの本も読みつつ、なるほどなぁ、でした。

    こっちでもロール別の仕事にやり方では回らないことも多くて、最近の流行りはITとか建設の大きいプロジェクト以外の一般的な業務でも「プロジェクトマネジャー」を導入して烏合の衆を取りまとめとかしてる組織もあるね。なんかそれ日本のゼネラリストに近い能力が求められてるのかも。

    コドモの教育では最近では成功体験を与えるANZの教育(褒める教育)もまんざらではないのかなーと思ったかな。

    • +きんさん
      そ・・・そんな同じ本を読んでる途中てすごい偶然!!
      なんか運命感じますね。笑

      ね、これ読んでなーーーるほどなーーとすっきり腑に落ちた部分が結構あったので、
      わいも読んで良かったなーと思ってるところです!たしかにたしかに!ディレクターとか、
      プロジェクトマネージャー役増えてますね。っていうか、日本のゼネラリスト?(それって
      Generalistっていうことですか?)っていうロールがあったこと自体始めて知りました!(;´∀`)

      褒める教育がいいっていうの、他にアメリカ、日本と住んだ事のあるママさんも言ってた。
      オーストラリアの褒めてのんびり育てる教育、いいと思うよーって。w

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

    人生の半分が豪州暮らしの日本人(1児の母)が綴るメルボルンでの暮らし。 メルボルンのホットな話題、ローカル達の愛する場所や、現地で買える食材を活かして作る料理など、知って得するおいしいファミリーフレンドリーなメルボルンを紹介します。