タチアナのトマトサルサ


18歳になって高校を卒業し、ブリスベンへ単身留学の道を選んだ。

 

ブリスベンの何もかもが新鮮に移り、出会った日本人の友人らをお手本にしながら、
金儲けの為だけに始めたであろう、3ヶ月ほど住んだ
ホームステイ先に別れを告げ、新居を探し出し、
オーストラリア人男性とシェアハウスをし始めた。

ニューファームのレントが週130ドルという時代だった。
一部屋ずつ借りて65ドルという今では考えられない値段なので、
ブリスベンがどれだけまったりとした都市だったのか、在豪の人にはわかる値段だ。

当時、両親は結婚前の娘が男性と一つ屋根の下に住むなんて???と恐ろしがられたが、
こちらでは普通なんだよ、となんとか説得し、新しい生活基盤が整いだしたのも
この頃だった。

ちなみに、今、そのオーストラリア人男性はブリスベンでコンピューター関連の
会社の社長(従業員もいる)になっているので、満更、変な人と住んでいたわけでもない。←両親へ。


photo: Agustín Diaz

そんな折、同じクラスになったブラジル人のタチアナという女子がいた。

年は2,3歳ほど上だったと記憶している。
年が近いからか、とても人懐こく接してきてくれすぐに友達になった。
タチアナはエリカという日系ブラジル人の友達と一緒にブリスベンに留学に来て、
タチアナ自身もお父さんが日系人なので、ブラジル人とのハーフという出で立ちで、
とても美しかった。

日本で高校を出たばかりの自分より、「こんな夜道、ブラジルと比べて余裕よ。」と
言う彼女たちはたくましく、この頃から世界のまだ見ぬ地は色々あるんだ、と
世界の広さを感じていた。

ある晩、近所のクラブへ一緒に行きたい。と言ったタチアナとエリカは
晩ごはん一緒に食べてから行こう。とステーキとサラダを作ってくれた。

それで作ってくれたのが、このトマトサルサだった。
味付けはシンプルにレモンと塩だけ。
これをドレッシング代わりにしてかけてくれた。

玉ねぎもみじん切りにして、トマトとあえただけ。なんだけど、
今までポン酢とか、既製品のドレッシングでしかサラダを食べたことのないわいには
衝撃的に美味しい素材の味だったことを覚えている。

まじでレモンと塩だけでいいの?と聞き返すわいを、
日本ではやらないの?と不思議そうに見ていたタチアナ。

今でもこのレモンと塩のみでトマトサルサを作る時があるのだが、
塩を入れる時に、ふとタチアナ元気なのかな、と思い出したりするのだ。

最近は自分もこの歳になってトマトサルサなるものが分かってきて、
つい最近まで旬で出回っていたサラダオニオン、黄色のグレープトマト、
コリアンダーを、レモンと塩で味付けして作ったら、やっぱり美味しい。
今回はちょっとオリーブオイルを入れた。

この日は習い事の最終日でしんどかったので、コールスローとこのトマトサルサのみで
野菜摂取を考え、あとはできあいのたらこスパの素を使った、たらこスパにした。

ルーも好きで、コールスローも食べるので野菜はこれで、といった感じ。
サルサは無理。

たらこといえばビールと食べると、なんじゃこれ。の味の組み合わせになるので、
レモンっぽい味は大丈夫かな、と心配だったがトマトサルサと
たらこスパの相性は抜群だった!

あ、そか、レモンぎゅっと絞ると美味しいっていうもんね、たらこスパ!
本当美味しいけど、そういえば最近アマランスで作るたらこスパもどきを
やっていないので、またやってみようと思う。

ルーはどうかなー。食べるかなー。。。

 

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人生の半分が豪州暮らしの日本人(1児の母)が綴るメルボルンでの暮らし。 メルボルンのホットな話題、ローカル達の愛する場所や、現地で買える食材を活かして作る料理など、知って得するおいしいファミリーフレンドリーなメルボルンを紹介します。